「たいせつ人フォトリレー」中継 -47ページ目

雨の日には。。。

かめらーマンのこと。

たいせつ人カメラには、80種類のキャラクターがついてます。

NO.01の甘党カメラマンから、NO.90のリンボーダンスカメラマンまで。

あれ?80種類なら、NO.80までじゃないの??と思った方。

そうなんです。

実は、世に出回っていない、隠れキャラが存在するんです。

さらには、かめらーマンひとりひとり(もしくは一匹一匹)にもちゃんと設定があるんです。

このかめらーマンストーリーは今後、

なにかしらのカタチで展開予定ですので、お楽しみに!


第一走者

出陣式を終えたカメラは、いよいよ旅立ちの時を迎えました。
ボス、スタッフで、第一走者を想定しながらカメラを割り当てます。
カメラのキャラクターがひとつひとつ違うため、どれを持って行こうか、みんな真剣に悩んでました。
スタッフから知り合いに渡るルートでは限界があり、共催のリブアートさんにもカメラのばらまきをお願いしました。
あと、工房(額師風雅)に関わってる人たちにも!ということで、集荷でお世話になってる佐川さん、クロネコさんにも託してみました。


われわれの手を離れたカメラたちは、いったいどこに行くのでしょう??

未知なる旅のスタートです。


どれを持っていこうか悩むトモピョン


出陣式

4月某日。


カメラセット80個、準備完了。

いざ!旅立ちのとき。

ということで、出陣式を行いました。

旅の無事を祈り、テープカットもやっちゃいました。

スタッフもっさんの粋なはからいで、テープカットのはさみには、外のお花が。

胸には輝かしきお花リボン。(これはちーちゃん&幸子さんの力作です)

すべてが手作りの、だけどとっても本気の出陣式。

机に積み上げられたカメラセットを前に、感無量!の瞬間でした。


出陣式を待つカメラとテープカット用ハサミ  出陣式テープカット


カメラセット、のセット。

カメラ、ファイル、説明書、DMなど

中身が揃ったので、いよいよカメラセットのセッティングにとりかかりました。


説明書をファイルに縫い付けたり。

カメラの包装をあけ、専用シールを貼ったり。

ファイル購入時についてるシールを地道にはがしたり。

カメラ・DMの土台マットに穴をあけてゴムを通したり。

返信用封筒に切手を貼って、折って、袋詰めして。

まるで家内制手工業です。

ミシンで説明書を縫い付ける作業では、最後にあたったファイルがきわめて分厚く、

何度もミシンの針を折りながら闘っていた幸子さん。

最後の最後は手縫いでした・・・

(このカメラが渡った方、アタリです!)


手縫いの幸子さん



かめらーマン誕生

カメラセットの内容がほぼ決まり、モノ調達のメドがつき始めていた頃。
どうすれば確実にリレーをしてもらえるのか?ミーティングを重ねていました。
説明書もついたので、突然カメラが回ってきても
なにをどうすればよいかの手順だけは分かってもらえるはず。
ただ、この企画にいまひとつ、魅力を感じてもらえるような何かが足りないのでは?と、ボス。
行き詰まっていました。

ある日、説明書の表紙絵担当になっていたスタッフちーちゃんが、
いくつかの案を持ってきていました。
パチンコ玉あたまで競泳パンツをはいた、共栄くんのような。全身バナナのバナナーマンのような。
いうならば、カメラ頭のキャラクターでした。
ぽってり二等身のファンシーキャラから、あくの強い個性派キャラまで、
どれもこれも見事な描きようで、ひとつには絞り込めないほどたくさんのキャラが生まれていました。

これや!!(イヒっっ)

カメラが80個あるなら、80種類のキャラクターをつくればいい。
カメラいちセットに対して、一個のキャラクターが担当となって旅をすれば
80通りの旅を描けるのでは!?
カメラを命名することで、企画側も、手に取る参加側も、より親しみを持てる予感がしたのです。

こうして、かめらーマンなるキャラクターが誕生しました。

同時に、かめらーマン作家もここに誕生。

(画像は、その噂の画伯であります。)

かめらマンのプロフィールを書く竹林  



80×80=?

カメラセットひとつにつき、DMを80枚入れることにしました。
最高27人の手にわたるとして、おひとりさま3枚、という計算です。
一枚は、撮影した人が会期中持参した際、写真の引換券として。
あとの2枚は、この企画を誰かに宣伝してください!の願いを込めて。

カメラは80個なので、用意すべきDMは当然「80×80」枚です。

!!

最初、異変に気づいたのはボスでした。
桁を間違っていました。
0をいっこ忘れていました。
誰もが、疑いもせず640枚だと思い込んでいました。
『6400枚』だということに気づいた時、乾いた笑いがあたりを包みました。

「や、やろう。とにかくやろう」

本来なら、業者に発注する枚数ですが
いっこのカメラセットに対して一種類のDMを作ろうとしていたため、
『80種類のデザイン』さらに『宛名面にナンバリング』という、この世に2つとないDM(すなわち6400種類のDM)を業者にお願いする訳にはいきませんでした。
これぞ、最高の手作り。。。。。

DMづくりの日々が始まりました。
これを機に複合機が導入され、もう一台のプリンターと並行して、昼夜フル稼動です。
用紙補給やインク交換など、プリンター番人と化し、6400枚の壁に挑みました。
(なによりも、頑張ったのはプリンターかもしれません)

積み上げられたDM   ならべられたDM

総重量9キロ。

伝説その2:インスタントカメラ
<フォトリレー専用の27枚撮りインスタントカメラ。某カメラ店にて購入。>
ミッション:『インスタントカメラを「80個」お得に購入せよ!』

底値や在庫数をリサーチした結果、大型チェーン店で購入することに。
時間が許すなら、ネットを駆使したお得な買い物もできたのですが
開催時期までに時間もなく、一刻も早くモノを!という状態であったため、ご近所のカメラ屋さんで揃えることになりました。
最近はデジカメや携帯カメラの普及もあってか、店内には特価のインスタントカメラが得盛りで
かごにどっちゃり置かれていました。
フォトリレー実行委員会としては、このうえないチャンス!

とはいえ、80個となるとおそろしい金額です。はじき出された電卓の数字にビビるK子。。。
この時、テレビで見た浪花のおばちゃんの光景が脳裏をよぎりました。
いくしかない、、、

おそるおそる店員さんに声をかける。

K子:「ま、まかりまっか?」
店員:「あ、あ?はぁ?」

終了。

赤面である。この後、なにごともなかったように精算をすませ
やぶれそうなくらい紙袋いっぱいのカメラを両手に、
それなりの上得意様気分で店をあとにしました。

カメラずら~り  



80

たいせつ人写真を2000枚は集めよう!
という目標から、カメラセットは80コ用意することにしました。
当初、500枚→キリがいいので1000枚いっちゃう?→2005年だし、2000枚はね!
の勢いも手伝って、(なによりボスの懐の深さにより)この目標枚数が掲げられました。

後々、この「80」という数字が、ボディブロウのように
じわじわ、じわじわ、効いてくることになろうとは。。。

伝説その1:カメラセット専用ファイル
<このリレーに参加するために生まれてきたようなピッタリサイズ。清潔感あふれる白で、ビジュアルも最高。100円ショップにて購入。>
ミッション:『ファイルを「80個」調達せよ!』

一店舗につき置かれている個数は、多くても10個程度。
お店によっては取り扱ってなかったり、はたまた売り切れていたり。
見つけ次第、買い占めます。各店舗を巡りに巡る日々。労働後から閉店時間まで、という限られた時間の中で。。。

そして、ここに「ダイソーのことなら何でも聞け!」のダイソー大臣S子さん誕生。

旅仕度

カメラを回すのに、
参加方法などを記した説明書、フォトリレー展をお知らせするDM、撮影終了済みのカメラが帰還するための返信用封筒など
必要なモノを旅仕度した「カメラセット」を作ることにしました。
セットの中身はほぼ決まり。
さて、何に入れよう??

茶封筒では存在感も薄く、なにより長旅に耐えられない。
かといって大袈裟すぎても、セットを持ち運ぶ人の身になると困るのでは??
軽快に回るためには、小型・軽量が望ましいし…
たどり着いた結論は、丈夫でそこそこ見た目もよいコンパクト
な、入れ物でした。
このイメージに合ったモノを探すべく、実行委員会のS子さん、立ち上がりました!
駆け巡る日々。そして、、、

捜し当てました。
それは、半透明のチャック付きファイルケース(A5サイズ)。
100円ショップで購入、とのこと。
みんなで、カメラやハガキなど、必要なモノを入れてみます。

こ、これしかない。

誰もがそう思いました。
説明書は、旅の途中で紛失してしまわないように、との心配から
ボスの提案で、ファイルにミシンで縫い付けることに。

ひとつひとつ、モノが揃い始めると、作業が具体的に浮かび上がってきます。

このあたりから、「至上最高の手作り」への挑戦が始まっていったのです。。。